PSYCHO-PASS Complete Original Soundtrack

PSYCHO-PASS Complete Original Soundtrack

オススメ度 ★★★★☆

発売:2013年5月29日 収録時間:123分 定価:3059円 レーベル:SMR



Production I.G×虚淵玄×天野明でノイタミナにて放送された「PSYCHO-PASS」。
総監督には「踊る」シリーズや「SP」の本広克行が抜擢される大型コンテンツ。
そして本広克行作品といえば欠かせないのが菅野祐悟劇伴。
2枚組123分のボリュームで、近未来刑事ドラマミュージックが幕を開ける。


No.Disc 1 曲名時間作・編曲作詞・歌
1PSYCHO-PASS6:39菅野祐悟
2法と秩序2:37
3潜在犯2:14
4ドミネーター3:11
5サイコハザード2:53
62:20
7犯罪係数2:00
8廃棄区画1:59
9予言者1:39
10観察眼2:03
11刑事の勘1:50
12犯罪遊戯2:31
13シビュラの傀儡1:42
14チェックメイト1:44
15命の在り方3:55
16誰も知らないあなたの仮面1:42
17甘い毒2:39
18精神構造1:38
19その銃口は、正義を支配する5:24
20支配と権力3:13
21槙島聖護3:24
22Trigger Finger!!!2:19Shoko
No.Disc 2 曲名時間作・編曲作詞
1PSYCHO-PASS Symphony6:40菅野祐悟
2シビュラシステム4:22
3ボーダーライン1:48
4命の重みと尊厳2:26
5人の心1:10
6公安局刑事課一係1:51
7猟犬の嗅覚1:39
8猟犬の習性2:08
9楽園2:21
10神託2:06
11聖者の晩餐2:15
12秩序1:50
13神の意識3:07
14偶像1:40
15免罪体質2:17
16矛盾に満ちた世界4:05
17強迫観念2:28
18レモネードキャンディ0:34
19ホログラム1:37
20精神の疫病2:04
21初期衝動2:08
22揺ぎない信念3:01
23望み2:19
24abnormalize(TV edit)1:29TK凛として時雨
25名前のない怪物(TV Edit 92s ver)1:38ryoEGOIST
26Out of Control-アニメバージョン-1:30Nothing’s Carved in Stone
27All Alone With You(TV Edit)1:30ryoEGOIST
 Production I.G製作、虚淵玄脚本、キャラ原案天野明氏で人気を(特に女性に)博したノイタミナアニメ「PSYCHO-PASS」。
 「踊る」「SP」「サマータイムマシンブルース」の本広克行氏が総監督を務めた。
 実写畑の人が監督に座るアニメは「ASTORO BOY 鉄腕アトム」などがあるが、かなり珍しい。

 
 印象としては、「グレンラガン」「ヨルムンガンド」辺りの良いとこどり、という具合。
 クラブサウンドは今まで以上にバリバリギザギザと打ち込まれており、今堀恒雄氏のギターも弾け飛ぶし、ダブステップやシンセベースも留まる所を知らない。
 そして岩崎音楽といえばそういったデジタルサウンドとオケの融合が印象的だ。いつもはストリングスのカッコよさが目立つが、本作はいつもに増して金管もクールに聞こえてくるのが楽しい。そしてかなりエグい音を利かせているにも拘わらず圧倒的に聴き易いのが凄い。
 濃厚に音が詰まっているはずなのだが岩崎音楽の軽薄さがそれを感じさせない。駆け抜けるような疾走感とヒーローらしい勇壮さが混ざり合い、新感覚のヒーロー音楽となっている。

 
 これを目当てに購入する人はさぞ多いことであろう「Gotchaman~In the name of Love」。ゴスペル的な「GATCHAMAN!」の叫びと、岩崎工氏によるラップからオケへの流れがとても美しい。この進行は「ヨルムンガンド」アール回の「The first step to escape from complex」にも良く似ている。
 注目なのは「Ziel der Hydra(ヒュドラの標的)」。女性ソプラノとクラブアレンジを合わせた曲だ。これは「グレンラガン」の決め曲「“Libera me”from hell」を思い出させる編曲となっている。
 9話にてカッツェの暗躍を演出した「カッツェのテーマ」たるこの曲によるその演出を、「意志あるスタッフによる奇跡」と岩崎氏が絶賛するほどの演出力を発揮したもの。
 そしてこれに限らず、「クラウズ」の音楽は奇跡的な威力を持つ曲がいくつもあり、デジタル、ラップ、オケなどを導入した岩崎氏の一時の総決算めいたものを感じた。

 
 そして最後は流麗なストリングスサウンド「LOVE」で締める。「愛の名の下に」から「愛」へ。愛に始まり愛に終わる。これが「ガッチャマンクラウズ」である。
 主演の内田真礼によるED曲がフルで収録されているのは嬉しい。これでさらに締められるとアルバムとしても「クラウズ」の追体験としても気持ちよく終われるのだ。
 エグさと力強さと軽さを兼ね備えた2013年を代表する名盤。2500円とリーズナブルなので是非。
 イラストは高橋裕一氏。デザインは三河真一(ROKKEN)。

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