SONIC GENERATIONS ORIGINAL SOUNDTRACK BLUE BLUR
SONIC GENERATIONS ORIGINAL SOUNDTRACK BLUE BLUR
オススメ度 ★★★★★
発売:2012年1月11日 収録時間:208分 定価:4200円 レーベル:WAVE MASTER
ソニックシリーズも早20周年。
その記念作品として製作されたのが「ソニックジェネレーションズ」だ。
過去20年の歴史を振り返るようなゲーム内容に即し、
音楽もファンなら涎垂れまくりのメモリアルアルバムに!
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | TITLE | 0:21 | 中村正人 | Jun Senoue | ||
2 | GREEN HILL-ACT 1 | 1:49 | 幡谷尚史 | |||
3 | GREEN HILL-ACT 2-Normal | 2:21 | Jun Senoue | |||
4 | GREEN HILL-ACT 2-Fast | 2:22 | ||||
5 | CHEMICAL PLANT-ACT 1 | 2:18 | 幡谷尚史 | |||
6 | CHEMICAL PLANT-ACT 2 | 2:44 | Jun Senoue | |||
7 | SKY SANCTUARY-ACT 1 | 2:18 | SEGA | 幡谷尚史 | ||
8 | SKY SANCTUARY-ACT 2-Normal | 2:17 | Jun Senoue | |||
9 | SKY SANCTUARY-ACT 2-Fast | 2:20 | ||||
10 | SPEED HIGHWAY-ACT 1 “RUN THROUGH THE SPEED HIGHWAY- Cash Cash RMX” | 2:20 | Jun Senoue | Cash Cash | ||
11 | SPEED HIGHWAY-ACT 2 “RUN THROUGH THE SPEED HIGHWAY” | 3:42 | Jun Senoue | |||
12 | SPEED HIGHWAY-ACT 2 -Skyscraper Downhill “GOIN’ DOWN!?- Cash Cash vs.Jun Senoue” | 0:55 | 熊谷文恵 | Jun Senoue & Cash Cash | ||
13 | CITY ESCAPE-ACT 1 “ESCAPE FROM THE CITY-Cash Cash RMX” | 2:36 | Jun Senoue | Cash Cash | Ted Poley | Ted Poley & Tony Harnell |
14 | CITY ESCAPE-ACT 2 “ESCAPE FROM THE CITY-Blue Blur RMX” | 3:40 | Jun Senoue | |||
15 | CITY ESCAPE-ACT 2-GUN Convoy Battle “THE MAD CONVOY RACE” | 0:51 | ||||
16 | SEASIDE HILL-ACT 1 | 2:43 | Jun Senoue | Richard Jacques | ||
17 | SEASIDE HILL-ACT 2 | 4:06 | Jun Senoue、 幡谷尚史 | Jun Senoue | ||
18 | CRISIS CITY-ACT 1 | 2:31 | 大谷智哉 | |||
19 | CRISIS CITY-ACT 2 | 3:03 | ||||
20 | ROOFTOP RUN-ACT 1 | 3:38 | ||||
21 | ROOFTOP RUN-ACT 2 | 2:34 | ||||
22 | PLANET WISP-Color Power/Pink Spike | 0:20 | ||||
23 | PLANET WISP-ACT 1 | 3:24 | 床井健一 | |||
24 | PLANET WISP-Color Power/Orange Rocket | 0:09 | 大谷智哉 | |||
25 | PLANET WISP-ACT 2 | 2:56 | 床井健一 | |||
26 | END ROLL MEDLEY ver.1 | 7:24 | 中村正人、 SEGA、 Jun Senoue、 大谷智哉、 床井健一 | Jun Senoue |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 |
1 | TITLE(Short ver.) | 0:13 | 中村正人 | Jun Senoue |
2 | CASINO NIGHT-ACT 1 | 2:15 | 幡谷尚史 | |
3 | CASINO NIGHT-ACT 2 | 4:02 | Jun Senoue & SUSHI | |
4 | MUSHROOM HILL-ACT 1 | 2:13 | SEGA | 幡谷尚史 |
5 | MUSHROOM HILL-ACT 2 | 3:01 | Jun Senoue | |
6 | EMERALD COAST-ACT 1 “BLUE AZURE WORLD” | 4:13 | Jun Senoue | |
7 | EMERALD COAST-ACT 2 “WINDY AND RIPPLY” | 3:14 | ||
8 | RADICAL HIGHWAY-ACT 1 “VENGEANCE IS MINE-Cash Cash RMX” | 3:26 | Jun Senoue | Cash Cash |
9 | RADICAL HIGHWAY-ACT 2 “VENGEANCE IS MINE-Circuit Freq RMX” | 2:43 | Circuit Freq | |
10 | WATER PALACE-ACT 1 “BACK 2 BACK-Digital Remakin’ Track” | 2:47 | 長沼英樹 | |
11 | WATER PALACE-ACT 2 “BACK 2 BACK-Cash Cash RMX” | 2:59 | 長沼英樹 | Cash Cash |
12 | TROPICAL RESORT-Color Power/Red Burst | 0:26 | 大谷智哉 | |
13 | TROPICAL RESORT-ACT 1 | 4:22 | ||
14 | TROPICAL RESORT-Color Power/Cyan Laser | 0:17 | ||
15 | TROPICAL RESORT-ACT 2 | 3:35 | ||
16 | BOSS BATTLE-BIG ARMS | 3:37 | SEGA | Cash Cash |
17 | BOSS BATTLE-BIOLIZARD “SUPPORTING ME…” | 3:27 | 熊谷文恵 | Richard Jacques |
18 | BOSS BATTLE-EGG EMPEROR | 2:38 | Jun Senoue | |
19 | SPECIAL STAGE | 2:31 | 幡谷尚史 | Cash Cash |
20 | END ROLL MEDLEY ver.2 | 7:22 | 中村正人、 SEGA、 Jun Senoue、 長沼英樹、 大谷智哉 | Jun Senoue |
21 | CHALLENGE/MISSION 1 “SUPER SONIC RACING -Cash Cash vs.Jun Senoue RMX” | 3:16 | Richard Jacques | Cash Cash |
22 | CHALLENGE/MISSION 2 | 2:30 | Jun Senoue & SEGA | Jun Senoue |
23 | CHALLENGE/MISSION 3 | 2:50 | 床井健一 | |
24 | CHALLENGE/MISSION 4 | 2:06 | Jun Senoue & SEGA | Jun Senoue |
25 | CHALLENGE/MISSION 5 | 2:59 | Richard Jacques |
N0. | Disc 3 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | TITLE DEMO | 0:42 | Jun Senoue | |||
2 | RIVAL BATTLE-METAL SONIC “STARDUST SPEEDWAY” | 1:48 | 幡谷尚史 | |||
3 | RIVAL BATTLE-METAL SONIC(US ver.) “STARDUST SPEEDWAY” | 2:03 | Spencer Nilsen | Alex Makhlouf | ||
4 | RIVAL BATTLE-SHADOW THE HEDGEHOG “FOR TRUE STORY- Circuit Freq RMX” | 2:20 | 谷丙午&熊谷文恵 | Circuit Freq | ||
5 | RIVAL BATTLE -SHADOW THE HEDGEHOG- Sonic Attack “LIVE & LEARN (Short ver.)” | 0:48 | Jun Senoue | Johnny Gioeli | Crush 40 | |
6 | RIVAL BATTLE -SHADOW THE HEDGEHOG- Shadow Attack “ALL HAIL SHADOW(Short ver.)” | 0:48 | Mike Szuter | |||
7 | RIVAL BATTLE-SILVER THE HEDGEHOG | 3:42 | 小林秀聡 | Richard Jacques | ||
8 | BOSS BATTLE-DEATH EGG ROBOT | 2:57 | 中村正人 | Jun Senoue | ||
9 | BOSS BATTLE-PERFECT CHAOS Pt-Ⅰ “OPEN YOUR HEART -Crush 40 vs.Circuit Freq RMX” | 4:36 | Jun Senoue & 床井健一 | Circuit Freq | Jun Senoue | Crush 40 & Circuit Freq |
10 | BOSS BATTLE-PERFECT CHAOS Pt-Ⅱ “PERFECT CHAOS REVIVAL!” | 2:31 | 床井健一 | Richard Jacques | ||
11 | BOSS BATTLE-EGG DRAGOON | 3:00 | 小林秀聡 | |||
12 | BOSS BATTLE-TIME EATER ver.1 | 2:19 | Richard Jacques | |||
13 | BOSS BATTLE-TIME EATER ver.2 | 2:23 | ||||
14 | BOSS BATTLE-TIME EATER-Final Attack | 0:48 | Jun Senoue | |||
15 | WHITE SPACE MEDLEY | 10:14 | 中村正人、 Jun Senoue、 大谷智哉、 床井健一、 幡谷尚史、 南波真理子 | Jun Senoue | ||
16 | MENU 1 | 2:51 | 幡谷尚史 | |||
17 | MENU 2 | 0:37 | 小林秀聡 | Jun Senoue | ||
18 | JINGLE-INVINCIBLE ver.1 | 0:19 | 中村正人 | 幡谷尚史 | ||
19 | JINGLE-INVINCIBLE ver.2 | 0:22 | Jun Senoue | |||
20 | JINGLE-TIMER | 0:19 | SEGA | Jun Senoue | ||
21 | JINGLE-ACT CLEAR | 0:07 | ||||
22 | JINGLE-RESULT ver.1 | 0:26 | Jun Senoue | |||
23 | JINGLE-RESULT ver.2 | 0:35 | ||||
24 | JINGLE-GAME OVER | 0:14 | SEGA | Jun Senoue | ||
25 | SKILL-PRECIOUS TIME/RING TIME | 0:22 | ||||
26 | SKILL-TIME BRAKE | 0:23 | 床井健一 | |||
27 | SKILL SHOP | 1:30 | 中村正人 | |||
28 | COLLECTION ROOM | 2:42 | SEGA | |||
29 | GALLERY | 4:16 | ||||
30 | CUT SCENE 1 | 1:19 | Richard Jacques | |||
31 | CUT SCENE 2 | 1:01 | 蓑部雄崇 | |||
32 | CUT SCENE 3 | 1:17 | 福田康文 | |||
33 | CUT SCENE 4 | 0:47 | Richard Jacques | |||
34 | CUT SCENE 5 | 1:45 | 蓑部雄崇 | |||
35 | CUT SCENE 6 | 0:27 | Jun Senoue | |||
36 | CUT SCENE 7 | 0:49 | Richard Jacques | |||
37 | CUT SCENE 8 | 3:41 | 福田康文 | |||
38 | CUT SCENE 9 | 0:19 | Jun Senoue | |||
39 | CUT SCENE 10 | 1:49 | 福田康文 |
初代「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」からついに20年の時が経った。
メモリアル企画としてPS3と3DSの2ハードで展開されたのが「ソニックジェネレーションズ」だ。
PS3シリーズなどで続いていた「ムービーゲー」「シナリオゲー」の側面を排し、ゲーム部分とノスタルジィにのみ浸れる良い記念作品が出来上がった。
本作の特徴は「クラシック」と「モダン」に分かれ、過去シリーズのBGMをアレンジしていること。
「クラシック」が「ソニックアドベンチャー」以前、「モダン」がそれ以降と覚えると分かり易い。
クラシックでは電子音だったりレトロなバージョンが聞け、モダンなら今風のロックが入り込むという訳だ。
旧シリーズでクラシックは昔ながらの音が聞け、モダンなら聞いてみたかったロック、シンフォアレンジ、「アド」以降のクラシックなら聞いてみたかったレトロアレンジが、モダンなら原曲のリアレンジが聞ける。
例えば偉大なる「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」第一ステージ「GREEN HILL」は、ソニックチーム音楽の重鎮、幡谷尚史氏がクラシックを、瀬上純氏がモダンを担当し、そのアレンジとして求められている部分を限りなく完璧に再現している。
クラシックアレンジには「ソニックカラーズ」主題歌も担当したCash Cashが参加しており、レトロアレンジがワンパターンにならないように人員的工夫もなされている。
とにかく感じられるのは、ソニック音楽の歴史の重さである。
20年間最初から現在まで、ひたすら名曲ばかりが用意され続けていたのだという事が伺える。
その歴史をリアレンジで追うことが出来るのが実に楽しく、200分もあっという間だ。
2パターンのアレンジにも一切違和感はない。むしろ「これを待ってた!」というものや、「こんな切り口があったか!」と驚嘆させられるものばかり。
特に「ソニアド2」の人気曲「ESCAPE FROM THE CITY」のCahs Cashによるクラシックアレンジは必聴。
バリバリのロックがこてこてのテクノテイストになった時の面白さが顕著に出ている。
惜しむらくは過去シリーズ音楽に対し今作ラスボス曲がイマイチであることくらいか。
ただしこれといったストーリー性もない「ジェネレーションズ」ではドラマチックにもしづらいし、今作用の主題歌がある訳でもないので致し方が無い部分ではあるのだが。
歴史を追うにも、単品で楽しむにしてもあまりに完成された名盤。
現ソニックチームによる際限のない20年の歴史に対する愛を感じざるを得ない。
これだけのものが200分以上用意されていては大きな文句などつけようもない。
ブックレットには各曲解説も付いているので読みながら聞いているとなお楽しい。
ソニック音楽の虜になっている人間なら聞く運命にあると言っても過言ではないアルバムである。
メモリアル企画としてPS3と3DSの2ハードで展開されたのが「ソニックジェネレーションズ」だ。
PS3シリーズなどで続いていた「ムービーゲー」「シナリオゲー」の側面を排し、ゲーム部分とノスタルジィにのみ浸れる良い記念作品が出来上がった。
本作の特徴は「クラシック」と「モダン」に分かれ、過去シリーズのBGMをアレンジしていること。
「クラシック」が「ソニックアドベンチャー」以前、「モダン」がそれ以降と覚えると分かり易い。
クラシックでは電子音だったりレトロなバージョンが聞け、モダンなら今風のロックが入り込むという訳だ。
旧シリーズでクラシックは昔ながらの音が聞け、モダンなら聞いてみたかったロック、シンフォアレンジ、「アド」以降のクラシックなら聞いてみたかったレトロアレンジが、モダンなら原曲のリアレンジが聞ける。
例えば偉大なる「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」第一ステージ「GREEN HILL」は、ソニックチーム音楽の重鎮、幡谷尚史氏がクラシックを、瀬上純氏がモダンを担当し、そのアレンジとして求められている部分を限りなく完璧に再現している。
クラシックアレンジには「ソニックカラーズ」主題歌も担当したCash Cashが参加しており、レトロアレンジがワンパターンにならないように人員的工夫もなされている。
とにかく感じられるのは、ソニック音楽の歴史の重さである。
20年間最初から現在まで、ひたすら名曲ばかりが用意され続けていたのだという事が伺える。
その歴史をリアレンジで追うことが出来るのが実に楽しく、200分もあっという間だ。
2パターンのアレンジにも一切違和感はない。むしろ「これを待ってた!」というものや、「こんな切り口があったか!」と驚嘆させられるものばかり。
特に「ソニアド2」の人気曲「ESCAPE FROM THE CITY」のCahs Cashによるクラシックアレンジは必聴。
バリバリのロックがこてこてのテクノテイストになった時の面白さが顕著に出ている。
惜しむらくは過去シリーズ音楽に対し今作ラスボス曲がイマイチであることくらいか。
ただしこれといったストーリー性もない「ジェネレーションズ」ではドラマチックにもしづらいし、今作用の主題歌がある訳でもないので致し方が無い部分ではあるのだが。
歴史を追うにも、単品で楽しむにしてもあまりに完成された名盤。
現ソニックチームによる際限のない20年の歴史に対する愛を感じざるを得ない。
これだけのものが200分以上用意されていては大きな文句などつけようもない。
ブックレットには各曲解説も付いているので読みながら聞いているとなお楽しい。
ソニック音楽の虜になっている人間なら聞く運命にあると言っても過言ではないアルバムである。