TVアニメーション「たまゆら~もあぐれっしぶ~」 ボーカルアルバム うたとせ
TVアニメーション「たまゆら~もあぐれっしぶ~」 ボーカルアルバム うたとせ
オススメ度 ★★★★☆
発売:2013年9月25日 収録時間:40分 定価:3045円 レーベル:flying DOG
OVA、テレビアニメと続く「たまゆら」シリーズ三作目にして二期。
やはりサトジュン作品音楽にハズレなし。今作も泣かせ曲ぞろいだ。
しかし実際は本編では前作の音楽が多用されており、ほぼ補完扱いなのが本作。
それでも余りある優しさは魅力的。泣かせ系アルバムの雄。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 別れ~旅立ちは笑顔で | 3:13 | 中島ノブユキ |
中島ノブユキ with 千菅春香
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2 | はじまりの海-TVサイズ- | 1:29 | 大貫妙子 | 森俊之 | 大貫妙子 | 坂本真綾 |
3 | お父さんのカメラ | 2:44 | 中島ノブユキ |
中島ノブユキ with 千菅春香
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4 | おかえりなさい~Acoustic Ver.~ | 5:30 | 松任谷由実 | 笹子重治 | 坂本真綾 | 坂本真綾 |
5 | あこがれ | 2:42 | 中島ノブユキ |
中島ノブユキ with 千菅春香
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6 | 神様のいたずら-うたとぴあの- | 4:56 | 大江千里 | 中島ノブユキ | 大江千里 | 中島愛 |
7 | つつまれて | 6:00 | 菊池達也 | micco | marble | |
8 | 大好きなあなたへ | 2:59 | 中島ノブユキ |
中島ノブユキ with 千菅春香
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9 | ありがとう-TVサイズ- | 1:40 | 尾崎亜美 | 佐藤準 | 尾崎亜美 | 中島愛 |
10 | 最後の春休み | 5:35 | 松任谷由実 | 山本隆二 | 松任谷由実 | 千菅春香 |
11 | おかえりなさい~Piano Ver.~ | 3:11 | 中島ノブユキ |
佐藤順一監督によるハートウォーミングアニメシリーズ「たまゆら」。
本作「もあぐれっしぶ」はOVAから数えて第3作目となっている。
BGM用の作曲は例によって中島ノブユキ氏が引き続き執り行う。
しかし、本編BGMのほとんどは前期・OVAにて製作されたものを流用しているのが現状。
その上で「もあぐれっしぶ」用の曲がいくつか新規追加で作られ、それをかき集めたのが本作だ。
更に半分はボーカル曲で、中島氏による新規追加曲はごく僅かに過ぎない。
なので「ボーカルアルバム」と呼ぶには余りに少なすぎるし、「サントラ」と呼ぶにも少々「もあぐれっしぶ」独自性に欠ける要素が多い。
実質「ファンディスク」ぐらいの立ち位置がちょうどいいくらいだ。
さておき、中島氏による新規曲は、全編に千菅春香氏によるコーラスがついてまわる。
殆どが既存曲のメロディがアレンジされており、これがまたいい味を出しているのだ。
例えば「別れ~旅立ちは笑顔で」では「プロローグ」、「あこがれ」は表題曲、そして「大好きなあなたへ」には「ひととせ~メインテーマ~」が使われているのである。
これは決して手抜きめいたそれではなく、声楽が付与されることにより生まれる「別視点での泣かせ方」。
これまでのたまゆら音楽にはない、より立体感のあるエモーション。
「ファンディスク」に甘んじる程度のクオリティではないことを証明してくれる。
ボーカルとて決して平凡ではない。
marbleの新曲や、中島氏、笹子重治氏のアレンジ、尾崎亜美氏の作曲と、「魔法使いTai!」「うみもの」「たまゆら」「ARIA」のサトジュンアニメ音楽の集大成めいた人選となっている。
存命であれば、岡崎律子氏の名前もここにあったのだろうか、とも考えてしまう(プリンセスチュチュ)。
原曲が良いだけにそれに素直なアレンジが加えられているので特に鼻にもつかないのが良い。
ジャケットの二人はよく見ると実は涙を浮かべている素晴らしい一枚絵。
ブックレットのデザイン込みで、彼女たちへの尽きない愛を感じられる装丁だ。
ボリュームやコンセプトに少々不満はあるが、一曲一曲の質は確かなもの。
其の辺のバランスを鑑みると、あまり使いたくない言葉だが「ファンなら買い」だ。
ジャケットイラストは飯塚靖子氏。デザインは山田章吾氏(東京山田デザイン事務所)。
本作「もあぐれっしぶ」はOVAから数えて第3作目となっている。
BGM用の作曲は例によって中島ノブユキ氏が引き続き執り行う。
しかし、本編BGMのほとんどは前期・OVAにて製作されたものを流用しているのが現状。
その上で「もあぐれっしぶ」用の曲がいくつか新規追加で作られ、それをかき集めたのが本作だ。
更に半分はボーカル曲で、中島氏による新規追加曲はごく僅かに過ぎない。
なので「ボーカルアルバム」と呼ぶには余りに少なすぎるし、「サントラ」と呼ぶにも少々「もあぐれっしぶ」独自性に欠ける要素が多い。
実質「ファンディスク」ぐらいの立ち位置がちょうどいいくらいだ。
さておき、中島氏による新規曲は、全編に千菅春香氏によるコーラスがついてまわる。
殆どが既存曲のメロディがアレンジされており、これがまたいい味を出しているのだ。
例えば「別れ~旅立ちは笑顔で」では「プロローグ」、「あこがれ」は表題曲、そして「大好きなあなたへ」には「ひととせ~メインテーマ~」が使われているのである。
これは決して手抜きめいたそれではなく、声楽が付与されることにより生まれる「別視点での泣かせ方」。
これまでのたまゆら音楽にはない、より立体感のあるエモーション。
「ファンディスク」に甘んじる程度のクオリティではないことを証明してくれる。
ボーカルとて決して平凡ではない。
marbleの新曲や、中島氏、笹子重治氏のアレンジ、尾崎亜美氏の作曲と、「魔法使いTai!」「うみもの」「たまゆら」「ARIA」のサトジュンアニメ音楽の集大成めいた人選となっている。
存命であれば、岡崎律子氏の名前もここにあったのだろうか、とも考えてしまう(プリンセスチュチュ)。
原曲が良いだけにそれに素直なアレンジが加えられているので特に鼻にもつかないのが良い。
ジャケットの二人はよく見ると実は涙を浮かべている素晴らしい一枚絵。
ブックレットのデザイン込みで、彼女たちへの尽きない愛を感じられる装丁だ。
ボリュームやコンセプトに少々不満はあるが、一曲一曲の質は確かなもの。
其の辺のバランスを鑑みると、あまり使いたくない言葉だが「ファンなら買い」だ。
ジャケットイラストは飯塚靖子氏。デザインは山田章吾氏(東京山田デザイン事務所)。