TEXHNOLYZE THE MAN of MEN
TEXHNOLYZE THE MAN of MEN
オススメ度 ★★★★★
発売:2003年10月24日 収録時間:67分 定価:2625円 レーベル:ジェネオン エンタテインメント
「lain」から4年、キャラ原案安倍吉俊氏、脚本小中千昭氏が送る「TEXHNOLYZE」。
2枚目のサントラである今作は作中のキャラクター・吉井をフィーチャー。
音楽には前回関わったメンバーのうち浦田氏と溝口氏のみが残留。
前回よりもダウナーで落ち着いた芸風。最終回EDも収録。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | OHAYO | 0:34 | 浦田恵司 | ||
2 | CODE 07TX | 3:22 | |||
3 | 無垢の刃と感傷 | 3:54 | |||
4 | YOSHII,You Know Your Life | 7:07 | |||
5 | 陽のしずく 水たまり | 2:17 | 溝口肇 | ||
6 | 前略、塔の下にて | 3:38 | 浦田恵司 | ||
7 | 優しくて消えない足音 | 3:37 | 溝口肇 | ||
8 | 揺らぐ大気と光の調べ | 4:04 | 浦田恵司 | ||
9 | Blind Faith | 3:41 | |||
10 | 運命られし順路 | 4:45 | |||
11 | 蜻蛉乱舞 | 3:55 | |||
12 | 悪戯な声達 | 3:34 | |||
13 | たったひとつの暖かさ | 1:58 | 溝口肇 | ||
14 | Usa #03 | 2:48 | 浦田恵司 | ||
15 | MATSURI DUB | 4:41 | |||
16 | Ballad of a Sin Man | 3:56 | |||
17 | 花の咲く頃 | 3:41 | 溝口肇 | ||
18 | Walking through the empty age | 4:51 | Chris Mosdell | 石田曜子 |
「lain」のキャラ原案担当と脚本担当とで4年後に作り上げたアニメ「TEXHNOLYZE」サントラ第2弾。
今作はアルバムとして、後半のBGMと作中キャラクター・吉井一穂をフィーチャーした構成。
静かな狂気を孕んだ人物であり、音楽もそれに合わせてかよりダウナーになっている。
作曲メンバーは二人まで減る。メインである浦田恵司氏と溝口肇氏だ。
だが前回いた今堀氏のようなバンドサウンドを浦田氏も展開するのでパワーダウンは一切ない。
今回は前述の通り一人のキャラを意識した構成のため、あまりビートの速い曲は前ほど多くない。
ダウナーに、落ち着いた進行ながらもギターやノイズが荒れ狂う、そんな曲が印象的だ。
溝口氏の役割は前回と同じく、ピアノや弦楽を用いた心情音楽が多い。
基本的に心を乱す曲が多い本作においては大きな清涼剤だ。
前作もそうだが、基本的に3分、4分をゆうに超える曲構成は非常に魅力的で、荒れ狂いながらも丹念に作りこまれた音楽をじっくりと聞くこともできるのが良い。
何曲か、そのフィーチャーされた人物・吉井とその周辺のドラマを入れ込んだトラックがある。
かなり重要だったりクライマックスの会話だったりもするので、ネタバレには注意すること。
そしてラスト、溝口氏作曲、Chris Mosdell氏作詞とこれまた菅野よう子ゆかりのボーカル曲、「Walking through the empty age」がバラードで穏やかに、綺麗に締めてくれる。
歌唱は石田曜子氏。「女神さまっ」OPなどが有名なボーカリストだが、不安音楽の多い本作の最後をこの曲が締めることがどれだけ気持ちが良いかは是非聴いて確かめて欲しい。
テイストに変化を持ちつつ、クオリティは一切落ちないままの名盤。
嬉しいことに前作に続いて2021年現在本作も過激なレベルのプレミア化はしていないので、この機を逃さずにササッと入手するのをオススメしたい。
今作はアルバムとして、後半のBGMと作中キャラクター・吉井一穂をフィーチャーした構成。
静かな狂気を孕んだ人物であり、音楽もそれに合わせてかよりダウナーになっている。
作曲メンバーは二人まで減る。メインである浦田恵司氏と溝口肇氏だ。
だが前回いた今堀氏のようなバンドサウンドを浦田氏も展開するのでパワーダウンは一切ない。
今回は前述の通り一人のキャラを意識した構成のため、あまりビートの速い曲は前ほど多くない。
ダウナーに、落ち着いた進行ながらもギターやノイズが荒れ狂う、そんな曲が印象的だ。
溝口氏の役割は前回と同じく、ピアノや弦楽を用いた心情音楽が多い。
基本的に心を乱す曲が多い本作においては大きな清涼剤だ。
前作もそうだが、基本的に3分、4分をゆうに超える曲構成は非常に魅力的で、荒れ狂いながらも丹念に作りこまれた音楽をじっくりと聞くこともできるのが良い。
何曲か、そのフィーチャーされた人物・吉井とその周辺のドラマを入れ込んだトラックがある。
かなり重要だったりクライマックスの会話だったりもするので、ネタバレには注意すること。
そしてラスト、溝口氏作曲、Chris Mosdell氏作詞とこれまた菅野よう子ゆかりのボーカル曲、「Walking through the empty age」がバラードで穏やかに、綺麗に締めてくれる。
歌唱は石田曜子氏。「女神さまっ」OPなどが有名なボーカリストだが、不安音楽の多い本作の最後をこの曲が締めることがどれだけ気持ちが良いかは是非聴いて確かめて欲しい。
テイストに変化を持ちつつ、クオリティは一切落ちないままの名盤。
嬉しいことに前作に続いて2021年現在本作も過激なレベルのプレミア化はしていないので、この機を逃さずにササッと入手するのをオススメしたい。