宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.3
宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.3
オススメ度 ★★★★☆
発売:2013月9月25日 収録時間:43分 定価:3000円 レーベル:ランティス
リブートヤマト「2199」完結編サウンドトラック。
本来は製作予定ではなかったものの、出渕監督の要望で生まれた新曲分がメインで構成された。
つまり「第六章」~「第七章」のための映画音楽、という具合になっている。
これにて「宇宙戦艦ヤマト2199」は堂々完結。正しく大団円、だ。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 夕日に眠るヤマト(短い) | 0:39 | 宮川泰&宮川彬良 | |||
2 | ヤマト乗組員の行進 | 1:25 | ||||
3 | 哀しみのBG(真っ赤なスカーフ) | 1:16 | ||||
4 | 太陽のサスペンス | 0:48 | ||||
5 | ワープ | 0:51 | ||||
6 | ワープ(Bタイプ) | 0:50 | ||||
7 | さわやかに降る星 | 0:29 | ||||
8 | ヤマト乗組員の行進(短い) | 0:25 | ||||
9 | 絶体絶命(短い) | 0:14 | ||||
10 | ヤマト大エンディング | 0:18 | ||||
11 | 大エンディング(弦) | 0:16 | ||||
12 | 大エンディング(弦なし) | 0:17 | ||||
13 | サスペンス風エンディング | 0:20 | ||||
14 | 無限に広がる大宇宙(弦なし) | 1:42 | ||||
15 | 無限に広がる大宇宙(コーラスのみ) | 1:42 | ||||
16 | 空母の整列 | 1:59 | ||||
17 | デスラー襲撃 | 2:42 | ||||
18 | 孤高のデスラー | 2:10 | ||||
19 | 帝都防衛戦(「ヤマト渦中へ」バリエーション) | 1:32 | ||||
20 | 第2バレラス | 1:48 | ||||
21 | 崩れゆく総統府~希望 | 0:54 | ||||
22 | 虚空の邂逅 | 1:59 | ||||
23 | 虚空の邂逅(短い) | 1:33 | ||||
24 | 碧水晶 | 2:04 | ||||
25 | ショッキングなスカーフ | 0:43 | ||||
26 | 哀しみのヤマト(オーボエのみ) | 0:55 | ||||
27 | 大いなる愛(導く魂) | 1:27 | ||||
28 | イスカンダルの過去 | 1:05 | ||||
29 | 哀しみ(沖田の死) | 1:38 | ||||
30 | 地球の緑の丘(旅立ち~帰還、そして明日への希望) | 3:18 | ||||
31 | R.I.P~友よ静かに眠れ~(Short Size) | 1:46 | 福山芳樹 | 須藤賢一 | 影山ヒロノブ | JAM Project |
32 | 宇宙戦艦ヤマト(TVOP Short Size) | 1:33 | 宮川泰 | 宮川彬良 | 阿久悠 | Project Yamato 2199 |
新ヤマト、堂々と完結。「2199」の最後のサウンドトラック、Part.3である。
今作は本来製作される予定がなかったアルバムで、急遽六、七章のために作られた音源を使用している。
つまり質としては実写映画サントラに近く、より映像と脚本とのピンポイントマッチを意識されたものだ。
補完アルバムとしての意味合いが強い部分は「Part.2」に近いが、それでも熱い新曲が眠るのがヤマトだ。
童貞をこじらせてラスボスになった終盤デスラーを象徴する一曲「デスラー襲撃」。
「Part.1」の名曲をアレンジした「帝都防衛戦」に、際立って美しい弦楽を見せつける「虚空の邂逅」。
最後まで詰めるべき要素は詰める、という出渕監督と宮川彬良氏の執念と情熱が伺える。
そして「地球の緑の丘」の大団円こそが、トップクリエイター達の夢見た「ヤマト」を出迎える想いに他ならない。
特に「虚空への邂逅」はお気に入り。古代と雪の再会シーンを演出した曲だ。「ガンダムF91」を彷彿とさせるシチュエーションの中のこのメロディは販促級の演出力だった。
新曲での攻めだけでもなく、「大いなる愛」などの旧作ファン歓喜のチョイスも忘れないのはお見事。
ただし「大いなる愛」はむしろ別の旧作曲にほぼ同じ演奏の曲があったような……?
それらを鑑みても、本作はより「宮川彬良」の作品である側面が強い。
それも決して宮川泰氏を蔑ろにする意味合いではなく、氏の意志を継承した者として意味合いだ。
映画的な作りであるせいで、未見の人間のためのアルバムではないが、それでもこの力強さは揺るがない。
褒め言葉としての意味での「補完」。以前話題にされた音質問題もいくらか改善された(らしい)。
補完である限り手放しに褒めることはできないが、必聴の価値ある作品である。
ブックレットの出渕監督をフィーチャーした談話でもまた余韻に浸れる。テレビサイズのボーカルが茶々を入れてる空気も否めないが、許せる範囲内だ。
アートディレクションは渡邊宏一氏(2725 inc.)。
今作は本来製作される予定がなかったアルバムで、急遽六、七章のために作られた音源を使用している。
つまり質としては実写映画サントラに近く、より映像と脚本とのピンポイントマッチを意識されたものだ。
補完アルバムとしての意味合いが強い部分は「Part.2」に近いが、それでも熱い新曲が眠るのがヤマトだ。
童貞をこじらせてラスボスになった終盤デスラーを象徴する一曲「デスラー襲撃」。
「Part.1」の名曲をアレンジした「帝都防衛戦」に、際立って美しい弦楽を見せつける「虚空の邂逅」。
最後まで詰めるべき要素は詰める、という出渕監督と宮川彬良氏の執念と情熱が伺える。
そして「地球の緑の丘」の大団円こそが、トップクリエイター達の夢見た「ヤマト」を出迎える想いに他ならない。
特に「虚空への邂逅」はお気に入り。古代と雪の再会シーンを演出した曲だ。「ガンダムF91」を彷彿とさせるシチュエーションの中のこのメロディは販促級の演出力だった。
新曲での攻めだけでもなく、「大いなる愛」などの旧作ファン歓喜のチョイスも忘れないのはお見事。
ただし「大いなる愛」はむしろ別の旧作曲にほぼ同じ演奏の曲があったような……?
それらを鑑みても、本作はより「宮川彬良」の作品である側面が強い。
それも決して宮川泰氏を蔑ろにする意味合いではなく、氏の意志を継承した者として意味合いだ。
映画的な作りであるせいで、未見の人間のためのアルバムではないが、それでもこの力強さは揺るがない。
褒め言葉としての意味での「補完」。以前話題にされた音質問題もいくらか改善された(らしい)。
補完である限り手放しに褒めることはできないが、必聴の価値ある作品である。
ブックレットの出渕監督をフィーチャーした談話でもまた余韻に浸れる。テレビサイズのボーカルが茶々を入れてる空気も否めないが、許せる範囲内だ。
アートディレクションは渡邊宏一氏(2725 inc.)。