宇宙兄弟 ORIGINAL SOUNDTRACK

宇宙兄弟 ORIGINAL SOUNDTRACK

オススメ度 ★★★★★

発売:2013年12月4日 収録時間:174分 定価:3500円 レーベル:アニプレックス



No.Disc 1 曲名時間作・編曲
1宇宙兄弟のテーマ3:02渡辺俊幸
2宇宙への道2:26
3船外活動2:02
4南波家の人々1:29
5モジャとツン1:26
6忘れていたあこがれ3:28
7ダニーボーイ2:21
8約束3:31
9シャロン2:21
10半欠けの夢2:00
11かわりばんこに覗いた光2:45
12しまってあった想い2:41
13アポダッシュ1:26
14うきうきムッタ2:28
15曲がったネクタイ1:30
16俺のだけ少ない!1:43
17泡立つ男1:37
18父のものまね1:41
19閉鎖環境1:45
20グリーンカード1:53
21眼下の地球1:49
22スペースセンター2:36
23カウントダウン0:38
24リフトオフ!!1:20
25月周回軌道1:02
26夢は舞い降りた1:09
27ロケットロード3:04
No.Disc 2 曲名時間作・編曲
1空飛ぶモジャ2:02渡辺俊幸
2キャンサット製作1:41
3ブルースーツ2:19
4心のノート2:24
5受け継ぐ夢2:19
6砂漠の夜2:01
7生きた石ころ2:03
8星の涙2:38
9そして誓う2:27
10ピコ1:47
11Mr.ヒビット1:29
12まかしとき!1:42
13生還への選択2:17
14サバイバル2:25
15銀の荒涼2:20
16酸素残量ゼロ2:12
17闇の兆し2:06
18悲しみを越えて2:12
19黒い谷間で2:20
20氷結のまなざし1:36
21コントロールじいさん1:39
22祈り2:17
23不治の病2:04
24天国のような地獄2:04
25エマージェンシーコール1:59
26友からの11件目のメール2:22
No.Disc 3 曲名時間作・編曲
1雲間の青空2:11渡辺俊幸
2夢の引継ぎ2:21
3宇宙飛行士の娘3:01
4俺は宇宙飛行士!2:17
5エディのテーマ1:59
6自分の場所へ2:26
7ムリしてね!2:03
8コロネがふっとんだ頃ね!?1:52
9ヒューストンライフ1:38
10ジョーカーズ1:42
11共に酒を飲もう1:22
12慣れない新生活1:42
13見えないゴール1:47
14すれちがう心1:48
15消せない過去1:47
16ベッドの下に隠した想い2:32
17生きてる兄貴2:39
18俺の行き先2:17
19静かな熱意2:34
20Rick2:03
21灰色の空の下で2:25
22アクエリアス2:44
23ミスター・ヒビット用1:08
24チームアンツのわかめ男2:09
25エディのテーマ~ISSにて~1:24
26ムーンワーカー1:58
27月を目指して2:23
28少女オリガ2:44
29意志の表れ2:22
 「モーニング」連載の人気漫画「宇宙兄弟」。読売・日本テレビ系列での青年漫画原作アニメは16年ぶりである。
 サウンドトラックは元々BOXの特典であったが、1年越しに3枚組を抱き合わせて完全版として発売した。
 
 音楽担当は渡辺宙明氏の実子である渡辺俊幸氏。
 マッチョかつパワフルなオーケストレーションやバンドサウンドは今作でもたっぷり聞くことが出来る。
 特にCMなどでも良く聞かれるメインテーマメロディの変奏である「ロケットロード」は、渡辺氏らしい力強いオーケストラとエレキギターでかなりキャッチ―で聴き易い一曲。
 「エレキギターでメインメロディ」というのには渡辺氏も渾身の直観があったようだ。
 
 全体通して、作曲・オーケストレーションともに1曲1曲細かく丁寧な仕事の印象。
 この3枚組3時間弱のボリュームでも捨て曲になるような手抜きはほぼ見られず、不安系音楽ですら凝った編曲を聴くことができるほどである。
 メイン級の曲が多い1枚目などはこれ1枚だけでもサントラとして満足できてしまうだろう。
 今作と同年、同時期に「マジェスティックプリンス」サントラを発売した渡辺氏だが、渡辺氏らしさを残しながらもまた「マジェプリ」とは違った趣を見せているのも流石の一言。
 
 所々にファンサービスもある。例えば「本棚探偵の冒険」はOVAの「すべての叡知を英国へ!」のアレンジだ。
 また、「影が行く」の途中、金管の入りが完全に「007」になっており、遊び心が満載。
 後は「ふ・わ・ふ・ら」。「ヨコハマ買い出し紀行」ED曲(岩崎氏作曲)と同名だが、この曲に関しては何となくメロが似ていなくもないくらいしか共通点は見いだせていない。

 
 とにかく丁寧で力強く、穴が無い高品質さを見せつけてくれる1作。
 渡辺俊幸氏という作家のポテンシャルがこれでもかと聞けるアルバムである。
 3500円でも一切損が無いので、放送で気に入った人は迷わず手に入れるべし。
 ブックレットには渡辺俊幸氏、及び渡辺歩監督のコメントが掲載。アートディレクションは竹田康紀氏。

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