TVアニメ ワルキューレロマンツェ オリジナルサウンドトラック
TVアニメ ワルキューレロマンツェ オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★☆
発売:2011年6月1日 収録時間:74分 定価:3150円 レーベル:ポニーキャニオン
「またエロゲ原作かー」とぼうっと見ていたらこれが出来が良く、
地味にファンも付いた「ワルキューレロマンツェ」アニメ版。
音楽にはこの時期働き詰めな中西亮輔氏。
オケやジャズなど、西洋音楽で小粋にまとめた逸品。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | UN-DELAYED-TVsize- | 1:35 | fandelmale | fandelmale、酒井拓也 | 畑亜貴 | 橋本みゆき |
2 | PRELUDE | 2:09 | 中西亮輔 | |||
3 | FANFARE | 1:44 | ||||
4 | PREVIOUS | 1:53 | ||||
5 | BEGINNING | 2:10 | ||||
6 | DISCIPLINE | 2:09 | ||||
7 | GRACE | 1:30 | ||||
8 | MISTAKE | 1:27 | ||||
9 | BRAINSTORM | 2:03 | ||||
10 | STIMULATION | 1:29 | ||||
11 | FOR FUN | 1:32 | ||||
12 | STRANGE | 1:34 | ||||
13 | DOUBT | 1:41 | ||||
14 | VIGOR | 1:32 | ||||
15 | REPORTING LIVE | 1:50 | ||||
16 | NEGOTIATION | 1:35 | ||||
17 | SUNNY SPOT | 1:35 | ||||
18 | RETURN PATH | 1:53 | ||||
19 | RED BRICK | 1:52 | ||||
20 | PEACE OF MIND | 1:38 | ||||
21 | SASAMI | 1:39 | ||||
22 | MoonRise Romance arrange ver. | 2:30 | 山田祐輔 | 中西亮輔 | ||
23 | EYECATCH A | 0:09 | 中西亮輔 | |||
24 | DELUSION | 1:36 | ||||
25 | FASCINATION | 1:45 | ||||
26 | SENPAI | 1:37 | ||||
27 | TARTE TIME | 1:35 | ||||
28 | NEXT STORY | 1:43 | ||||
29 | TWILIGHT | 2:11 | ||||
30 | WISH | 1:53 | ||||
31 | EARL GREY | 1:37 | ||||
32 | PRETERITE | 1:35 | ||||
33 | BASIC LECTURE | 1:39 | ||||
34 | DESTINY | 1:39 | ||||
35 | WELCOME HOME | 1:40 | ||||
36 | CONFUSION | 1:28 | ||||
37 | SPIRIT | 1:42 | ||||
38 | REMEMBRANCE | 1:42 | ||||
39 | CHALLENGE | 1:42 | ||||
40 | DETERMINATION | 1:25 | ||||
41 | UN-DELAYED arrange ver. | 2:19 | fandelmale | 中西亮輔 | ||
42 | EYECATCH B | 0:09 | 中西亮輔 | |||
43 | MoonRise Romance-TVsize- | 1:33 | 山田祐輔 | こだまさおり | 麻生夏子 |
RicottaによるPCアダルトゲーム「ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語」のアニメ化。
企画としては「プリンセスラバー!」の系譜であるのだが、今回は輪をかけて気合の入ったアニメ化だ。
ジョストシーンのCGやその混ぜ方は一級品だし、スタッフの多くがその後「ヤマノススメ」に流れてもいる。
2013年のアニメの中でもダークホースな立ち居地でその存在感を示した良作である。
音楽にはこの時期引っ張りだこであった中西亮輔氏。氏の器用さがプラスに働いている。
舞台がヨーロッパでの騎士物語ということで、テイストはヨーロピアンでまとめる方向性だ。
アルバム前半はジョストシーンを彩る戦闘音楽。これはオーケストラでガッチリ固めており、この後「ダイミダラー」で氏が見せるような力強いオケが展開する。
特に意識されてるのは音の強さであり、ジョストシーンでの馬の足音や剣戟音に力負けしないための構成がなされている。
後半にあるのは日常シーンや心情音楽。
北欧音楽テイストで西洋感を出そうとしているものもあるが、中心核はジャズだ。
ジャズは「力が入ってるかどうか」がパッと聞きで分かりやすい。
故に、このジャズにきちんとした演奏・生音が入ってスイングしていると、それだけでかなり印象が良くなる。
中西氏の器用さはここにまったく手を抜いていないので、西洋音楽でのアルバムバランスが綺麗に取れているのである。
勿論民俗音楽も手抜きをしているわけではない。あえて言うなら、ピアノが他に力負けしているところか。
明確に弱点を挙げるならば、音楽性のキャッチーさ、構成のバランス感覚の割にメロディ性は強く無いところ。
或いは指定があったのかもしれないが、作品内容や音楽性を鑑みるに、強いフレーズが一つあってもよかったように思える。
しっかりした企画力に、丁寧な内容で一枚のアルバムを構成している良盤。
個人的には中西氏の代表作にしていいのではないかと思える作品なので、エロゲ原作だと忌避せず聞いて欲しい。
イラストは原作原画のこもりけい氏。ジャケットデザインは古橋幸子氏。
企画としては「プリンセスラバー!」の系譜であるのだが、今回は輪をかけて気合の入ったアニメ化だ。
ジョストシーンのCGやその混ぜ方は一級品だし、スタッフの多くがその後「ヤマノススメ」に流れてもいる。
2013年のアニメの中でもダークホースな立ち居地でその存在感を示した良作である。
音楽にはこの時期引っ張りだこであった中西亮輔氏。氏の器用さがプラスに働いている。
舞台がヨーロッパでの騎士物語ということで、テイストはヨーロピアンでまとめる方向性だ。
アルバム前半はジョストシーンを彩る戦闘音楽。これはオーケストラでガッチリ固めており、この後「ダイミダラー」で氏が見せるような力強いオケが展開する。
特に意識されてるのは音の強さであり、ジョストシーンでの馬の足音や剣戟音に力負けしないための構成がなされている。
後半にあるのは日常シーンや心情音楽。
北欧音楽テイストで西洋感を出そうとしているものもあるが、中心核はジャズだ。
ジャズは「力が入ってるかどうか」がパッと聞きで分かりやすい。
故に、このジャズにきちんとした演奏・生音が入ってスイングしていると、それだけでかなり印象が良くなる。
中西氏の器用さはここにまったく手を抜いていないので、西洋音楽でのアルバムバランスが綺麗に取れているのである。
勿論民俗音楽も手抜きをしているわけではない。あえて言うなら、ピアノが他に力負けしているところか。
明確に弱点を挙げるならば、音楽性のキャッチーさ、構成のバランス感覚の割にメロディ性は強く無いところ。
或いは指定があったのかもしれないが、作品内容や音楽性を鑑みるに、強いフレーズが一つあってもよかったように思える。
しっかりした企画力に、丁寧な内容で一枚のアルバムを構成している良盤。
個人的には中西氏の代表作にしていいのではないかと思える作品なので、エロゲ原作だと忌避せず聞いて欲しい。
イラストは原作原画のこもりけい氏。ジャケットデザインは古橋幸子氏。