“FINAL FANTASY Ⅶ” Original Sound Track
“FINAL FANTASY Ⅶ” Original Sound Track
オススメ度 ★★★★★
発売:1997年2月10日(2004年5月19日再販) 収録時間:274分 定価:3689円 レーベル:ソニーレコード(再販はスクウェア・エニックス)
4枚組、274分、4000円切りの、ゲームじゃないと有り得ないボリューム。
PS初のFFであり、伝説的な作品。サントラも挑戦に溢れたものになっている。
フォーマットの進化による演出の変化で、「音楽がそこまで主張せずとも良い」というバランスを図ることになる。
しかし、それでも決める時はガッツリ決めているのがプロの仕事。ゲーム史に残るサントラである。
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | プレリュード | 2:50 | 植松伸夫 |
2 | オープニング~爆破ミッション | 3:57 | |
3 | 魔晄炉 | 3:18 | |
4 | 不安な心 | 4:01 | |
5 | ティファのテーマ | 5:05 | |
6 | バレットのテーマ | 3:26 | |
7 | 急げ! | 2:28 | |
8 | 闇に潜む | 2:32 | |
9 | 神羅カンパニー | 4:01 | |
10 | 闘う者達 | 2:46 | |
11 | ファンファーレ | 0:54 | |
12 | 教会に咲く花 | 4:58 | |
13 | タークスのテーマ | 2:18 | |
14 | 腐ったピザの下で | 3:21 | |
15 | 虐げられた民衆 | 2:37 | |
16 | 蜜蜂の館 | 3:51 | |
17 | お前は…誰だ | 1:23 | |
18 | スラムのドン | 2:10 | |
19 | 神羅ビル潜入 | 3:48 | |
20 | 更に闘う者達 | 3:31 | |
21 | レッド13のテーマ | 1:27 | |
22 | クレイジーモーターサークル | 3:36 | |
23 | 想いを胸に | 2:14 |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | F.F.7メインテーマ | 6:50 | 植松伸夫 |
2 | 旅の途中で | 3:43 | |
3 | お休み、また明日 | 0:08 | |
4 | 5年前のあの日 | 3:12 | |
5 | 牧場の少年 | 2:50 | |
6 | ワルツ・デ・チョコボ | 0:33 | |
7 | エレキ・デ・チョコボ | 4:01 | |
8 | シンコ・デ・チョコボ | 2:59 | |
9 | 黒マントの男を追え | 3:03 | |
10 | 鷺の砦 | 3:59 | |
11 | ルーファウス歓迎式典 | 2:13 | |
12 | 二本足で立つのも難しいものだな | 3:30 | |
13 | 血の跡 | 4:12 | |
14 | J-E-N-O-V-A | 2:31 | |
15 | 続きから | 0:35 | |
16 | 太陽の海岸 | 2:27 | |
17 | 裏切り者の烙印 | 3:31 | |
18 | 炭鉱の街 | 2:59 | |
19 | ゴールドソーサー | 1:57 | |
20 | ケット・シーのテーマ | 3:33 | |
21 | 砂の流刑地 | 5:32 |
N0. | Disc 3 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 星降る峡谷 | 3:34 | 植松伸夫 |
2 | 生命の流れ | 3:35 | |
3 | 偉大なる戦士 | 3:23 | |
4 | 忍びの末裔 | 2:44 | |
5 | 星に選ばれし者 | 3:15 | |
6 | 悪夢の始まり | 2:57 | |
7 | シドのテーマ | 3:10 | |
8 | タイニーブロンコを奪え! | 1:15 | |
9 | ウータイ | 4:28 | |
10 | マテリアいただき | 1:35 | |
11 | 本命穴チョコボ | 1:49 | |
12 | フィドル・デ・チョコボ | 2:49 | |
13 | 大当たりぃ~ | 0:46 | |
14 | 涙のタンゴ | 0:48 | |
15 | 初舞台 | 2:35 | |
16 | 花火に消された言葉 | 2:49 | |
17 | 樹海の神殿 | 3:50 | |
18 | 星の声が聞こえる | 3:39 | |
19 | エアリスのテーマ | 4:17 | |
20 | 雪に閉ざされて | 4:50 | |
21 | 北の大空洞 | 6:04 | |
22 | リユニオン | 3:33 | |
23 | 俺は…誰だ | 1:37 |
N0. | Disc 4 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 神羅軍総攻撃 | 2:56 | 植松伸夫 |
2 | ウェポン襲来 | 2:51 | |
3 | 空駆けるハイウインド | 3:34 | |
4 | 深海に眠る秘密 | 4:16 | |
5 | 偏狭の村 | 2:25 | |
6 | 絶望の淵から | 4:14 | |
7 | 山の向こうに | 2:34 | |
8 | もっと急げ! | 2:08 | |
9 | 宇宙への夢 | 2:49 | |
10 | 秒読み開始 | 0:49 | |
11 | 心開けば | 2:46 | |
12 | 魔晄キャノン発射~神羅爆発 | 1:32 | |
13 | 最期の日 | 4:06 | |
14 | 完全なるジェノヴァ | 3:58 | |
15 | 神の誕生 | 4:12 | |
16 | 片翼の天使 | 7:19 | |
17 | 星の危機 | 8:06 | |
18 | スタッフロール | 6:51 |
フォーマットがPSに移動して、PS初のFFとして発売された期待の新作であったFF7。
幸か不幸か、結果としてFFシリーズを根底から揺るがす伝説的な大ヒット作品となった。
これもまた今更私が語る必要のないほど有名な曲ばかりである。
植松氏曰く、フォーマットの進化で映像演出力が向上し、BGMが「自己主張」する必要性が薄まったとのこと。
それ故に、一曲一曲が耳から離れないようなオーバーな気合があるわけではない。
しかし、大事な曲に関してはもうそれこそ人を捉えて離さない曲ばかり。
「プレリュード」から始まり、「オープニング~爆破ミッション」が既に人気のある曲。
ハードの進化を体現するOP映像とともに始まる映画的構成のノリは、前作「6」より受け継がれ、より進化している。
また「6」と同じくキャラクターごとのテーマが強調されているのも印象的。
「ティファのテーマ」「エアリスのテーマ」などは未プレイの人でも知っているかもしれない程有名なメロディであろう。
その暗い世界観や物語に対して、意外と多いコメディシーンを飾るベースのおどけた曲も散見される。
テクノロジーの発達した「FF7」の世界観には、硬質な曲以外でもそういったバラエティが似合ってくるということか。
戦闘曲「闘う者達」ボス曲「更に闘う者達」などはFF伝統のイントロを廃して新しく踏み出した曲。
特に「更に闘う者達」は植松氏のプログレ趣味が濃く、EL&Pの匂いがぷんぷん香ってくる。
曲の人気で言うなればキャッチーなビートの「J-E-N-O-V-A」や植松氏がその人気に疑問を抱く「ルーファウス歓迎式典」なども耳に残る。
RPG的なそれだけじゃなく、作中の映画的演出に合わせた曲が多い中、やはり人気なのはループの多くなるシーンの曲のような気もする。
そして最終戦BGM「片翼の天使」の存在。ハードが進化したとはいえ、生のコーラスがBGMに入った恐ろしい曲。
コーラスは合計で15秒に収まったサンプリング素材の組み合わせである。そうとは思わせない構成の妙。さすがの一言。
コーラス詞の元ネタは「カルミナ・ブラーナ」である。発売直後に既に話題になっており、植松氏はゲーマーの知識に感心したとかなんとか。
でもイントロがジミヘンのパープルヘイズだってのは流石に伝わらないと思いますよ!言われれば分かるけど!
そして映画音楽が極まった「星の危機」「スタッフロール」を経て、星の命を巡る物語は幕を閉じる。
「星の危機」はシーケンサーとビデオデッキを「いっせーの」で連動させていたらしい。絵面がなかなか凄い。
耳に残らない曲もあり、アルバム単位で聞く気が起きないという人もいるかもしれないが、歴史的一作だけあるクオリティは本物。
幸か不幸か、結果としてFFシリーズを根底から揺るがす伝説的な大ヒット作品となった。
これもまた今更私が語る必要のないほど有名な曲ばかりである。
植松氏曰く、フォーマットの進化で映像演出力が向上し、BGMが「自己主張」する必要性が薄まったとのこと。
それ故に、一曲一曲が耳から離れないようなオーバーな気合があるわけではない。
しかし、大事な曲に関してはもうそれこそ人を捉えて離さない曲ばかり。
「プレリュード」から始まり、「オープニング~爆破ミッション」が既に人気のある曲。
ハードの進化を体現するOP映像とともに始まる映画的構成のノリは、前作「6」より受け継がれ、より進化している。
また「6」と同じくキャラクターごとのテーマが強調されているのも印象的。
「ティファのテーマ」「エアリスのテーマ」などは未プレイの人でも知っているかもしれない程有名なメロディであろう。
その暗い世界観や物語に対して、意外と多いコメディシーンを飾るベースのおどけた曲も散見される。
テクノロジーの発達した「FF7」の世界観には、硬質な曲以外でもそういったバラエティが似合ってくるということか。
戦闘曲「闘う者達」ボス曲「更に闘う者達」などはFF伝統のイントロを廃して新しく踏み出した曲。
特に「更に闘う者達」は植松氏のプログレ趣味が濃く、EL&Pの匂いがぷんぷん香ってくる。
曲の人気で言うなればキャッチーなビートの「J-E-N-O-V-A」や植松氏がその人気に疑問を抱く「ルーファウス歓迎式典」なども耳に残る。
RPG的なそれだけじゃなく、作中の映画的演出に合わせた曲が多い中、やはり人気なのはループの多くなるシーンの曲のような気もする。
そして最終戦BGM「片翼の天使」の存在。ハードが進化したとはいえ、生のコーラスがBGMに入った恐ろしい曲。
コーラスは合計で15秒に収まったサンプリング素材の組み合わせである。そうとは思わせない構成の妙。さすがの一言。
コーラス詞の元ネタは「カルミナ・ブラーナ」である。発売直後に既に話題になっており、植松氏はゲーマーの知識に感心したとかなんとか。
でもイントロがジミヘンのパープルヘイズだってのは流石に伝わらないと思いますよ!言われれば分かるけど!
そして映画音楽が極まった「星の危機」「スタッフロール」を経て、星の命を巡る物語は幕を閉じる。
「星の危機」はシーケンサーとビデオデッキを「いっせーの」で連動させていたらしい。絵面がなかなか凄い。
耳に残らない曲もあり、アルバム単位で聞く気が起きないという人もいるかもしれないが、歴史的一作だけあるクオリティは本物。