TVアニメ『Free!』オリジナルサウンドトラック Ever Blue Sounds
TVアニメ『Free!』オリジナルサウンドトラック Ever Blue Sounds
オススメ度 ★★★★★
発売:2013年10月2日 収録時間:132分 定価:3500円 レーベル:ランティス
京アニが送るどっぷり女性向け男子水泳アニメ「Free!」。
圧巻の映像レベルで作られた水泳シーンと青春ドラマは性別を問わない魅力があった。
音楽は2013年勢いの留まるところを知らない作家・加藤達也氏。
その中でもトップクラスのアルバムとして仕上がった良盤。
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Rage on(TV size) | 1:37 | Ta_2 | 下畑”Rio”良介 | YORKE. | OLDCODEX |
2 | A boy in the water | 2:22 | 加藤達也 | |||
3 | Taste the satisfaction | 1:53 | ||||
4 | Rhythm of port town | 2:04 | ||||
5 | Innocent boy | 1:51 | ||||
6 | Revelry of student | 2:00 | ||||
7 | Funny group | 2:23 | ||||
8 | Woe is me! | 1:36 | ||||
9 | Formal horror | 2:07 | ||||
10 | Old days | 2:16 | ||||
11 | Words that changed my life | 2:38 | ||||
12 | Aggressive groove | 1:49 | ||||
13 | Diving & Spray | 1:38 | ||||
14 | Sparks crackled | 1:37 | ||||
15 | Great nostalgia | 2:18 | ||||
16 | To depths of blue | 1:49 | ||||
17 | Painful incident | 2:27 | ||||
18 | Analysis mania | 1:49 | ||||
19 | Comical theory | 2:04 | ||||
20 | Otoboke time | 1:52 | ||||
21 | Timid boy | 2:04 | ||||
22 | Strong rival team | 1:48 | ||||
23 | Rival and friendship | 1:54 | ||||
24 | Let’s go to camp | 1:54 | ||||
25 | Enjoy the tropical | 2:01 | ||||
26 | Beautiful sea | 2:17 | ||||
27 | Dangerous situation | 2:05 | ||||
28 | Crisis of life | 2:02 | ||||
29 | Memory of the past | 2:42 | ||||
30 | I need you | 3:01 | ||||
31 | Night sky & ever blue | 2:35 | ||||
32 | Melody of ever blue | 2:34 |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Brilliant swim | 2:16 | 加藤達也 | ||
2 | Strong swim | 1:59 | |||
3 | Swim toward the hope | 2:19 | |||
4 | Fear of defeat | 2:00 | |||
5 | Sound of sunset | 2:01 | |||
6 | Eternal friendship | 2:14 | |||
7 | Serious game | 2:11 | |||
8 | Sense of defeat | 2:06 | |||
9 | Like a Holmes | 1:56 | |||
10 | Clownish performance | 1:33 | |||
11 | Cute relationship | 1:59 | |||
12 | Family noise | 1:50 | |||
13 | Honest feelings | 1:55 | |||
14 | Time of competing | 2:01 | |||
15 | Not alone | 2:01 | |||
16 | Lonely swim | 2:16 | |||
17 | Confusion of my mind | 1:51 | |||
18 | Frustrating to you | 1:58 | |||
19 | Tenderness of teammate | 1:47 | |||
20 | Purpose of my mind | 2:41 | |||
21 | Passionate theory | 1:53 | |||
22 | Coming of despair | 1:57 | |||
23 | Real feeling | 4:57 | |||
24 | Feelings and emotions | 3:42 | |||
25 | Cherry blossoms | 1:27 | |||
26 | EVER BLUE | 5:11 | こだまさおり | STYLE FIVE | |
27 | Trailer of Free! part. 1 | 0:28 | |||
28 | Trailer of Free! part. 2 | 0:28 | |||
29 | FrFr! Opening | 0:12 | |||
30 | FrFr! Ending | 0:20 | |||
31 | Welcome to the world of | 2:07 | |||
32 | SPLASH FREE(TV size) | 1:33 | 渡辺泰司 | こだまさおり | STYLE FIVE |
先行の短編CMから話題となりテレビシリーズ化された男子水泳青春アニメ「Free!」。
当時の京都アニメーション作品でも珍しく女性をメインターゲットにしている事も注目された。
丁寧な青春ドラマとハイクオリティな水泳シーンに裏打ちされた良作。
音楽は、2013年特にノリに乗っていた作家・加藤達也氏。
2013年夏期はなんと1クールに3作も音楽を担当するハイペースっぷりを見せた。
そんな中でも今作は特に気合いの入った傑作。何せ1クールに対し130分も用意しているのである。
130分間、とにかくスタイリッシュなテクノやヒップホップが続く、透明感と爽やかさに溢れたアルバムだ。
今作で重要になっているのはピアノ音。「水」の表現として重点を置かれ、清涼感の代名詞となっている。
CMでも使われ、事実上のメインテーマと言っても過言ではない「Taste the satisfaction」などがそうだ。
テクノポップの上に乗るエコーの聴いたピアノの残響とクライマックスのギターインが素晴らしく加藤氏らしい。
このテクノやギターの良い軽さこそが「Free!」として重要なポイントであり、加藤氏でなければならない部分だ。
かドラマチックに演出するための曲に使われる弦楽もいい具合にキまっている。
激しいパートの曲はメタル気味のなギターやダブステップの効いた曲という幅も用意されている。
基本的には3分以下の楽曲が多いもののコンセプトが全体に沁み渡っていて満腹感も得られる構成。
1クールアニメ音楽でとにかく物量があり、アルバムも使用順に並ぶ構成は「ラブライブ!」にも似ている。
そして最終回ED曲、メイン5人のユニット・STYLE FIVEが歌う「EVER BLUE」。
加藤達也氏自身が作曲する歌で、「Melody of ever blue」をアレンジ元にし卒業をイメージしたとのこと。
Aメロの最初がどことなく同氏の2013年夏期アニメ「プリズマイリヤ」のメインテーマに似ているような気もする。
しかしテクノポップ伴奏にこの男性声優5人の歌はかなりジャニーズっぽく、とても巧い作りだと思えた。
とにかく物量に対し、イマドキな軽さが飽きさせない2013年を代表できる良盤。
評価うなぎのぼり中の加藤氏の名前を更に世に知らしめた一作に慣れた……ハズ。ほめ過ぎか?
ブックレットには加藤氏によるコメントが掲載。イラストは西谷太志氏。
デザインは行徳ゆみ氏と門馬利奈氏(On Graphics)。
当時の京都アニメーション作品でも珍しく女性をメインターゲットにしている事も注目された。
丁寧な青春ドラマとハイクオリティな水泳シーンに裏打ちされた良作。
音楽は、2013年特にノリに乗っていた作家・加藤達也氏。
2013年夏期はなんと1クールに3作も音楽を担当するハイペースっぷりを見せた。
そんな中でも今作は特に気合いの入った傑作。何せ1クールに対し130分も用意しているのである。
130分間、とにかくスタイリッシュなテクノやヒップホップが続く、透明感と爽やかさに溢れたアルバムだ。
今作で重要になっているのはピアノ音。「水」の表現として重点を置かれ、清涼感の代名詞となっている。
CMでも使われ、事実上のメインテーマと言っても過言ではない「Taste the satisfaction」などがそうだ。
テクノポップの上に乗るエコーの聴いたピアノの残響とクライマックスのギターインが素晴らしく加藤氏らしい。
このテクノやギターの良い軽さこそが「Free!」として重要なポイントであり、加藤氏でなければならない部分だ。
かドラマチックに演出するための曲に使われる弦楽もいい具合にキまっている。
激しいパートの曲はメタル気味のなギターやダブステップの効いた曲という幅も用意されている。
基本的には3分以下の楽曲が多いもののコンセプトが全体に沁み渡っていて満腹感も得られる構成。
1クールアニメ音楽でとにかく物量があり、アルバムも使用順に並ぶ構成は「ラブライブ!」にも似ている。
そして最終回ED曲、メイン5人のユニット・STYLE FIVEが歌う「EVER BLUE」。
加藤達也氏自身が作曲する歌で、「Melody of ever blue」をアレンジ元にし卒業をイメージしたとのこと。
Aメロの最初がどことなく同氏の2013年夏期アニメ「プリズマイリヤ」のメインテーマに似ているような気もする。
しかしテクノポップ伴奏にこの男性声優5人の歌はかなりジャニーズっぽく、とても巧い作りだと思えた。
とにかく物量に対し、イマドキな軽さが飽きさせない2013年を代表できる良盤。
評価うなぎのぼり中の加藤氏の名前を更に世に知らしめた一作に慣れた……ハズ。ほめ過ぎか?
ブックレットには加藤氏によるコメントが掲載。イラストは西谷太志氏。
デザインは行徳ゆみ氏と門馬利奈氏(On Graphics)。