Fate/stay night ORIGINAL SOUNDTRACK

Fate/stay night ORIGINAL SOUNDTRACK

オススメ度 ★★★☆☆

発売:2004年2月25日 収録時間:72分 定価:3000円 レーベル:TYPE-MOON



「月姫」でその名をPCゲーム界に知らしめたTYPE-MOONの、爆発的人気を誇った傑作「Fate/stay night」。
そのサウンドは典型的なPCゲームのそれではあるものの、各所に光るものがある。
名曲と言われる「エミヤ」やその後もアレンジされ続ける「約束された勝利の剣」などが上澄みか。
音響に難があり、時々こもった様に聞こえるトラックがあるのが少々残念。


N0.曲名時間作・編曲作詞
1THIS ILLUSION(Fate ver.)1:33NUMBER 201芳賀敬太M.H.
2into the night2:49KATE
3日差しの中で2:32
4穏やかな毎日3:08
5優しい風景2:21James Harris
6茜色の街1:53KATE
7笑顔に囲まれて3:08James Harris
8二人の時間2:09
9真夜中の狭間3:24
10運命の渦1:28KATE
11激突する魂3:29
12悪夢2:29
13突破口1:32James Harris
14THIS ILLUSION(Instrumental)2:31NUMBER 201
15彷徨う影3:27James Harris
16約束された勝利の剣2:40KATE
17消えない想い2:43
18疾風の騎士1:57
19追憶の彼方1:42
20破滅の足音2:56James Harris
21黄金の王2:21
22エミヤ3:04
23光と闇2:38KATE
24この世全ての悪2:54
25THIS ILLUSION(Piano version)2:54NUMBER 201
26新たな夜明け3:34
27移りゆく季節1:58KATE
28days(Fate ver.)2:40NUMBER 201芳賀敬太CHINO
 今なお系列シリーズが盛り上がり、その地位を確かなものとしているTYPE-MOONの「Fate」シリーズ。
 その皮切りとなった第一作が今作「Fate/stay night」である。
 奈須きのこ氏の脚本、つくりものじ氏の演出、武内崇氏のデザインなど、今思えば何という人材の集まりだろう、と感嘆。

 サウンドトラックであるが、基本的にはKATE氏とJames Harris氏による分業で曲が作られてる。
 KATE氏の作風は素直なPCゲーム音楽的で、James氏の音楽はDJ的な作り込みがあるような印象。

 「into the night」はタイトル画面の曲。BAD ENDを見まくる都合上、聞く回数はかなり多いだろう。
 序盤の日常曲は特に変哲はないPCゲームBGM。後半の曲には和風な香りが少々。
 戦闘曲になってもDJ的なミキシングが特徴ではあるが、これといって取り上げる特殊さはあまりない。

 中盤の聴きどころになるのが「約束された勝利の剣」。セイバーによるエクスカリバー発動時に流れることになる。
 打って変わって擬似オーケストラ的な進行や、使いどころのおかげで人気の高い曲。
 更に人気の高い曲といえば「エミヤ」。みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki、パソコンゲーム部門にて34位にまで登った。
 DJ的なバックと哀愁あるピアノ音がなかなかどうしてかっこいい。この曲は掛け値なしに褒められる。

 「移りゆく季節」はセイバールートED。凛ルートEDは未収録。ボーカル曲「days」は桜ルートtrueのED。

 ブックレットにはKATE氏のコメントあり。ちなみに「NUMBER 201」はKATE氏とJames氏の共同名義。
 ここがすごいんだ!と特徴を上げて勧めるのが少し難しい作品。既プレイなら検討してみてはいかがか。

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